喜屋武岬〜具志川城跡

サトウキビなど 畑の中の一本道

本島最南端の岬 喜屋武岬 −きゃんみさき−

旅行者のほとんどはここを車で訪れる。バス便の場合は終点のバス停「喜屋武」からけっこうな距離を歩くことになるからだ。広大な畑の中の一本道をてくてく歩き続けるのは発見も多いがけっこう骨が折れる。炎天下だと途中で何度か水分を補給しないとたどりつけないので飲料を携行すること。苦労の分、海岸線に到着し崖上から見る海は格別な味わいだ。車だとあまりに速く簡単に着いてしまい感慨が薄くなってしまうが、ここは車をお薦めする方が無難と思われる。

記念碑 平和の塔 岬からの景観  

現在の喜屋武岬には沖縄遺族連合会によって平和の記念碑が建てられている。昭和20年6月20日、第62師団や多くの住民がこの地で玉砕した。戦禍の気配も今はなく、東シナ海と太平洋のつながる大海原が穏やかに広がるばかりだ。

強い日差しやにわか雨をしのげる少し大き目の東屋(あずまや)があるので、一時の休息をとれるようになっている。また暑い盛りにはワゴン車が冷やしぜんざいや飲み物を売りに来ており、バスを乗り継ぎ ”歩き" で来た勇気ある旅人には願ってもない休み処となる。

なお本来の岬は、旅行者が訪れている記念碑平和の塔のあるこの場所よりもっと西の位置にある。しかしそのポイントは現在は使われていないため、道なども車が通行できるようには舗装や整備もされておらず、歩行ではさらに困難になるようだ。

そしてここからちょっと東には高さ15mの 喜屋武崎灯台 (昭和47年6月築)も見える。海上から見上げると47mにもなる絶壁上のライト、どれほど遠くに届くのだろうか。

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本島南端の崖に築かれた砦 具志川城跡 −ぐしかわじょうせき−

城跡二の丸からの海岸線

終着の喜屋武バス停から簡素な住宅地を通り抜けるとサトウキビ畑などの広い畑の一本道に出る。この道は喜屋武岬と具志川(ぐしかわ)城跡の方面へと続く。 "左折は喜屋武岬・直進すると具志川城跡" へとの案内が見つかるので、直進してしばらく進むと舗装道路が終わるところに石柱があった。具志川城跡の字が読める。

樹下をくぐると視界が広がり、石畳のアプローチが目の前に現れる。珊瑚性石灰岩を丁寧に積み上げた東城門。三方はすべて絶壁、その向こうには真っ青な海が広がっている。

唯一の城門、東門へのアプローチ グスク城郭と城跡の植物たち

この城(グスク)は発掘調査結果 12世紀後半から15世紀中頃のものと糸満市教育委員会が発表しており、目下平成12年から24年までの計画で修復事業が進められている。

設置されている案内説明によると按司(”あじ”と読みいわゆる地方豪族や城主のこと)が居城として使用していたようだが、地元住民の話だと規模も小さく居館というより物見の砦として使用していたことが伝わっているようだ。

またこの城郭内には潮吹穴(スーフチミー)と呼ばれる竪穴があり、内部から海面に出られる構造になっている。戦略上人工で造ったものではなく天然掘のようだ。回り込んで下から見上げると天井に造った丸い採光窓のように陽光が降ってくる。

現地での案内碑[史跡案内:上の写真をクリックすると拡大]

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喜屋武岬

住所 糸満市字喜屋武
施設 東屋風休憩所/トイレ
交通  那覇空港より 45分(国道331号線−真栄里から旧道−
       小波蔵から県道3号線−喜屋武
   BUS 糸満BT(バスターミナル)から30分−バス停「喜屋武」から徒歩40分

具志川城跡

住所 糸満市字喜屋武
施設 設備なし

交通  那覇空港より 30分(国道331号線−真栄里から旧道−
       小波蔵から県道3号線−喜屋武
    BUS 糸満BT(バスターミナル)から20分−バス停「喜屋武」から徒歩30分

問合せ

 喜屋武岬・具志川城跡ともに糸満市観光商工課 098−840−8137